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パブリシティ一覧

1998年8月29日 ホームページ・マガジン(1998年9月号) に掲載されました

注目される
ページの作り方


限りなくあるページから注目を集め、多くの人に見てもらうにはどうしたらいいでしょう。
福岡県内の情報を掲載して抜群の情報登録数を誇る「ふくおかWEB」のほか、明太子のふくや、青汁のキューサイなど、インターネットを利用したダイレクトマーケティングシステムを開発し、インターネットビジネスのコンサルティングなども行っている株式会社ペンシルの覚田義明社長から、ベテランならではの経験を活かした「虎の巻」をいただきました。

重要なのはページ制作の前後

Qページを作成するときに重視する点はどこですか
 普通ホームページを作ろうと思うと、どんなページを作ろうかなど、ホームページが完成するまでに力をかけますが、ページを作ること自体は実は簡単なところなのです。逆に難しいところは、その前と後ろなのです。
 たとえば、かっこいいホームページができたらアクセス数が増えると思いがちですけど、実はリピート数が増えるだけです。リピート数とは一度見に来た人がもう一度見ることです。
 アクセス数を増やすには、リピータ一を増やす方向とファーストコンタクトを増やす方向とがあります。ファーストコンタクトとは、そのホームページをまだ見てない人が始めて見に来ることです。すなわち、どんなにいいデザインのページでも、誰も来なけれぱ絶対にアクセスは増えないのです。



私がホームページを作るときには、デザインも大切ですが、ファーストコンタクトをいかにひっぱってこられるかということを考えます。 一方、「後ろ」というのは、ホームページができたらそれをどのような形で活かしていくかということです。
 誰がどのボタンやリンクを見ているかとか、FAQのコーナーでどの質問がよく見られているかを分析し、ページを更新するときの参考になるようにフィードバックすることが大事です。

Qもう少し具体的な例を教えてください
 たとえぱ、ページ上のボタンやリンクのうち、どこがクリックされるかには傾向があります。そこで、アクセスのログ(記録)を分析して傾向を探ります。この作業を定期的に行なうことで、ページを訪れる人がどんな商品に興味を持っているか、どんな事に興味をもっているのかがわかります。
 ログ(記録)は、プロバイダーなりレンタルサーバー業者に頼めば見せてもらえるはずです。
 アクセスの傾向がわかったら、関心の低い商品はページから落として、売れそうな商品やそれに関連する商品を掲戟するようにします。また、ホームページのデザインは、リサーチしやすいようにボタンの大きさをワザと揃えたり、配置を線対称にしたりして分析しやすいデザインにしています。
 一方、ファーストコンタクトを増やすには、検索サービスをうまく使うことです。同じような言葉でも、検索のときに利用者が使う頻度の高い言葉というのがあって、その言葉がわかっていれば、より人目につきやすい形で登録を行うことができます。



GOO(wvw.goo.ne.jp)のように、ロボットが登録を行うサーチエンジンなら、ページにMETAタグを入れておくというのも重要です。これは、大手のホームページ制作会社が作っているページでも、意外にきちんと行われていない部分ですね。そして、検索エンジンでの表示の際にベスト20以内に入ることが必要です。これは検索サービスごとの特徴について、自分でいろいろ試してみてノウハウを蓄積するしかありません(参考:本誌vol.2に詳細な特集記事があります)。
 それからファーストコンタクトを増やすためのもうひとつの方法として、公共性のあるページを作るというのがあります。たとえば、お饅頭を売りたいとして「○○饅頭屋のホームページ」というページを作って告知するより、「饅頭リンク集」や「持産品リンク集」といった方が人目を惹くし、雑誌などの媒体で取り上げてくれる確率も増えますよね。
 それから、「自己増殖型」のページを作るという手もあります。無料で情報の登録を受け付ける(掲示板のような)ページを作れぱ、手間いらずで情報が集まり、それにつれてアクセス数も増えていきます。

Javaを使ったら60%ぐらいの人が見れない!?

Q実際にページを作るうえでどんな点に気をつけたらいいでしょう
 ペンシルの持っているいちばん凄い枝術は、誰でも見られるページを作ることかも知れません。たとえば、Javaが最新技術だというけれど、実はJavaを使った時点でもう60%以上の人が見れないんです。
 だから私たちがページを作るときは、Macintosh、Windows、の各プラットフォームで、それもNetscape(Netscape Navigator)とIE(Internet Explorer)の両ブラウザの初期のバージョンからすべて表示チェックしています。それから、カラーザウルスで表示できるかについても確認しています。



インターネットが好きでコンピュータが好きという人たちは、常にソフトを最新バージョンにしていますよね。そういう人はインターネットでソフトやハードを買うかもしれないけど、地方の特産品みたいなものはあまり買わないでしょう。
 これらをいちばん買うのは一般消費者です。たとえば主婦層です。この層は現在4%と言われているので、つまり約40万人の主婦がインターネットを見るんです。でもそういう人は最新のブラウザーやプラグインを入れたりはしない。TABLEタグを使って中に色をつけたようなものでも、見ることができない人はいっぱいいるんです。
 だから、結局は目新しい技術は採用しないけど「売れるページ」を作るか、売れないけど「かっこいいページ」を作るかという選択になるでしょう。
 インターネット向けのものやゲーム、マルチメディア系のものを売りたければ、最新技術をバリバリに使ったページを作ればいいでしょう。でも、売りたいものがアナログなものならば、多少カッコ悪くても誰にでも見てもらえるページにすべきです。
 スーパーのチラシってカッコ悪いでしょう。でもあのチラシだから売れる。それはちゃんとしたリサーチに基づいてデザインされているからです。ホームページも同じ。ログ(記録)を解析して何が求められているかを調ベ、フィードバックすることが大事なんです。

Qホームページでは安心感や信頼感を与えるのも重要だと思いますが
 やはり、まめに更新されているということでしょう。だから更新日を表紙(トップページ)につけることはけっこう大事です。そして更新の履歴を残す、ということでしょう。
 「毎週火曜日に更新します」といったことをページ上に書いて、常に最新の日付が表紙に載っていて、新着情報には更新した日時や内容を載せていく。それがずーっと残っていると、頑張っているなっていう感じがあるし、突然やりはじめたわけではない、先細りしないっていう感じが出ますよね。
 すごいホームページをボーンと作るんじやなくて、すごいホームページになった理由が必要なんです。それをうまく説明できないといけない。そういった点が重要だと思います。


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